明晰夢者の認知・人格プロファイル
日中の練習アンケート調査
Ken Drinkwater ほか 3名
Imagination, Cognition and Personality
まとめ
想像力・没入体験を豊かにする活動(読書、芸術、瞑想、ゲーム)が明晰夢に間接的に寄与する可能性がある。
ただしこれらは補助であり、夢日記とMILDが核心である。
概要
ケン・ドリンクウォーターらが、高頻度明晰夢者は吸収(absorption)、開放性、想像力、批判的思考のスコアが高いという認知・人格プロファイルを報告した。
明晰夢者は「空想家」ではなく、認知的に活動的なプロファイルを持つことを示した。
背景
明晰夢者は「特殊な人」「空想家」というステレオタイプがあった。
Gackenbach 1991(ゲーム)、Soffer-dudek 2020(吸収)など関連研究を統合し、明晰夢者の認知プロファイルを体系的に描く必要があった。
方法
明晰夢頻度質問紙で高頻度群(月1回以上)と低頻度群に分割。
吸収尺度(TAS)、ビッグファイブ、想像力テスト、批判的思考尺度を実施。
群間比較と相関分析。
結果
高頻度群は吸収・開放性・想像力が有意に高い。
批判的思考との正の関連も示唆(空想家ではない)。
精神病質・解離との関連は弱いか非有意——明晰夢は精神病理と無関係。
主要な発見
- 高頻度明晰夢者は吸収・開放性・想像力が高い
- 精神病質・解離との関連は弱い——安全性の裏付け
- 明晰夢者は「空想家」ではなく認知的に活動的
- 批判的思考との正の関連——メタ認知能力の表れ
意義
Soffer-dudek 2020、Stumbrys 2015認知能力研究と整合。
明晰夢実践の安全性・正当性の裏付け。
注意点
横断調査で因果未確定。
自己報告の明晰夢頻度に依存。
サンプルは英語圏大学生に偏る。