マインドフルネス瞑想と明晰夢頻度のパイロット
日中の練習実験研究
Patrick Bourke、Helen Shaw
International Journal of Dream Research
まとめ
毎日10〜20分のマインドフルネス瞑想(呼吸への注意、思考の観察)を明晰夢訓練に加える価値がある。
特に「今、何を考えているか」を観察する習慣は、夢中のメタ認知に直結する。
概要
パトリック・バークとヘレン・ショーが、マインドフルネス瞑想の経験者は非経験者より明晰夢頻度が有意に高いというパイロット調査を報告した。
覚醒時の注意・気づきの訓練が、睡眠中のメタ認知(明晰夢)に転移しうるという仮説の初期データである。
背景
仏教の夢ヨガは千年以上の歴史で「覚醒時の気づきを夢に持ち込む」ことを目指してきた。
現代のマインドフルネス瞑想も同様のメタ認知訓練であり、明晰夢との関連を検証する必要があった。
方法
マインドフルネス瞑想の経験年数・週間頻度と明晰夢頻度をアンケートで調査。
瞑想経験群(1年以上)と非経験群を比較。
年齢・性別・夢想起を共変量として統制。
結果
瞑想経験者は明晰夢頻度が有意に高い(約1.5〜2倍)。
瞑想年数と明晰夢頻度に正の相関。
因果関係の確証には介入研究(瞑想訓練→明晰夢増加)が必要。
主要な発見
- マインドフルネス経験者は明晰夢頻度が有意に高い
- 瞑想年数と明晰夢頻度に正の相関
- 覚醒時の気づき訓練が夢中メタ認知に転移する可能性
- 仏教夢ヨガの現代科学的検証の初期データ
意義
Baird 2018 resting-state fMRI、Filevich 2015メタ認知研究の行動レベル裏付け。
日常マインドフルネス実践の理論的根拠。
注意点
横断調査で因果未確定(明晰夢者が瞑想を選ぶ可能性)。
パイロット規模。
瞑想の種類・質の統制なし。