明晰夢と覚醒時メタ認知の関連
日中の練習アンケート調査
C. L. Edwards ほか 3名
Dreaming
まとめ
覚醒時の自己反省・メタ認知(「今、何を考えているか」「この思考は正しいか」)を高めることが、長期的に明晰夢頻度を上げる可能性がある。
概要
C.L.エドワーズらが、明晰夢頻度と覚醒時のメタ認知信念(思考についての信念)の関連を調査した。
高頻度明晰夢者はメタ認知スコアが高い傾向にあり、明晰夢とメタ認知能力の双方向的関連を示唆した。
背景
Kahan & LaBerge 1994で明晰夢と覚醒時メタ認知の関連が示唆されていたが、大規模調査は限定的だった。
エドワーズはメタ認知信念の観点から明晰夢者の認知プロファイルを描いた。
方法
明晰夢頻度質問紙とメタ認知信念尺度(MCQ-30)を配布。
高頻度群と低頻度群のメタ認知スコアを比較。
回帰分析で明晰夢頻度の予測因子を特定。
結果
明晰夢頻度とメタ認知信念スコアに正の相関。
特に「認知自信」「思考の必要性」下位尺度と関連。
高頻度群は「自分の思考を監視する」傾向が強い。
主要な発見
- 明晰夢頻度と覚醒時メタ認知信念に正の相関
- 高頻度群は思考モニタリング傾向が強い
- Kahan-LaBerge 1994の大規模裏付け
- メタ認知訓練が明晰夢に寄与する可能性
意義
Filevich 2015(前頭極)、Baird 2021の行動レベル裏付け。
日中のメタ認知訓練が明晰夢に寄与する双方向モデル。
関連する脳領域・ネットワーク
前頭極(BA10)前帯状皮質
注意点
横断調査で因果未確定。
自己報告に依存。