明晰夢頻度と前頭前野課題:vmPFC優位の関連
Michelle Neider ほか 4名
Consciousness and Cognition
まとめ
日中の自己観察(感情に気づく、自分の反応をメタ認知する)が明晰夢traitに関連しうる。
bourke-2014-mindfulness・gerhardt-2024-meditationと組み合わせ、情動面も含めたメタ認知訓練を。
概要
ミシェル・ナイダーらが、自発的明晰夢頻度と腹内側前頭前野(vmPFC)・背外側前頭前野(DLPFC)を使い分ける課題成績の関連を検証し、高明晰夢者はvmPFC依存課題で優位であることを報告した。
メタ認知はDLPFCだけでなくvmPFC(情動・自己関連処理)も関与——vallat-2018-mpfcの前駆データ。
背景
Filevich 2015がDLPFC灰白質と明晰夢の関連を示したが、前頭前野のサブ領域特異性は未検証だった。
ナイダー(イェール)は、Iowaギャンブル課題(vmPFC)とワーキングメモリ課題(DLPFC)で明晰夢traitとの関連を分離検証した。
方法
明晰夢頻度質問紙と前頭前野課題バッテリー(vmPFC:Iowaギャンブル課題等、DLPFC:ワーキングメモリ・Stroop課題)を実施。
頻度群間比較と相関解析。
結果
高明晰夢者はvmPFC関連課題で優れた成績。
DLPFC課題との差は限定的——vmPFC優位の関連。
情動・自己関連処理と明晰夢traitの関係を示唆。
vallat-2018-mpfc・filevich-2015と整合。
主要な発見
- 高明晰夢者はvmPFC依存課題で優位
- DLPFC課題との差は限定的——vmPFC優位
- 情動・自己関連処理と明晰夢traitの関連
- vallat-2018-mpfcの前駆データ
- filevich-2015 DLPFC所見を補完
- メタ認知は前頭前野サブ領域特異的
意義
filevich-2015・vallat-2018-mpfc・bourke-2014-insightと合わせ、日中の自己観察・情動調整訓練が明晰夢traitに関連しうる。
DLPFCだけでなくvmPFCも鍵——瞑想・マインドフルネスの神経基盤と接続。
関連する脳領域・ネットワーク
注意点
横断研究——因果方向未確定。
課題は覚醒時のみ——睡眠中のvmPFC活動は未測定。
サンプルサイズは中規模。